トラクターの買取価格は高い?需要が高いトラクターを高く売るための方法とは

トラクターの買取価格は高い?需要が高いトラクターを高く売るための方法とは

トラクターは効率的に農作業を行ううえで欠かせない農機具です。

さまざまな農作業で広く活躍するためつねに需要が高く、ほかの農機具と比較すると買取価格が高額になりやすい傾向にあります。

ではどのようなトラクターが高く売れるのでしょうか?

高く売れるトラクターの特徴と、より高く売るための方法について解説します。

トラクターの買取価格は高額になりやすいのか

農地で大活躍するトラクターは、農機具の中でも新品価格が高額です。

そのため買取価格もほかの農機具と比較すると高額になりやすい傾向があります。

また新品価格が高いだけでなく、さまざまな理由で買取価格が高額になりやすくなっています。

トラクターの買取価格が高額になりやすい理由を解説します。

トラクターは農業に欠かせない農機具

トラクターはさまざまな作業機械を接続できます。そのため農作業全般において万能であり、1台あればさまざまな作業に活用できます。

トラクターでできる主な作業は以下の通りです。

代かき 水を入れた状態の田んぼでかくはんを行い、泥状にして田植えをしやすくします。
あぜ塗り 田んぼの土を寄せ固め、水が流れ出ないようにあぜを作ります。
肥料散布 タンクに肥料を入れて、走りながらまんべんなく肥料を撒きます。
除草剤散布 ブームによって雑草の発生を防ぐ除草剤を撒きます。
ローダー バケットをつけることで、土や肥料などをすくって運びます。
運搬 機械や作物などの運搬にも使用できます。

作物を育てるのに重要な土壌づくりにもトラクターが活躍します。作物を育てている間も、収穫したあともつねに活躍する場面があります。

トラクターは効率的に農作業を行ううえで欠かせない農機具であるため、古くなっても買取価格が高額になりやすいです。

トラクターは需要が高いので高く売れる可能性大

トラクターの新品価格は数百万から数千万円ほどと高額です。そのため新品価格よりもはるかに安く購入できる中古トラクターは、国内外問わず需要が高いです。

またトラクターは万能に活躍する農機具なので、新品中古問わずトラクター自体の需要が高いのも、高額になりやすい理由のひとつになっています。

高く売れるトラクターの特徴

高く売れるトラクターには、高く売れるだけの理由があります。

高く売れるトラクターの特徴について解説します。

人気メーカーのトラクター

トラクターを作っているメーカーはたくさんありますが、やはり人気のあるメーカーのトラクターは高くなりやすいです。

国内シェアトップを誇るクボタはもちろん、ヤンマーやイセキ、三菱あたりの人気メーカーも買取価格が高額になりやすい傾向にあります。

国産のトラクター

じつは日本製のトラクターは国内外問わず需要が高いです。国産トラクターの需要が高い理由は、耐久性が高いため故障しにくいからです。

国内で需要が少なくなった古いモデルであっても、日本製というだけで海外で高く売れます。

海外への販路を持っている買取業者であれば、どんなに古くても国産のトラクターならば高価買取に繋がる可能性が期待できます。

アワーメーターの数値が小さい

日本の中古市場の場合、稼働時間が少ないトラクターほど高く売れる傾向があります。

日本の中古市場では1,000時間を超えると相場が下がります。一方、300時間以内なら相場よりもはるかに高い金額で買い取ってもらえる可能性が期待できるでしょう。

ただし海外ではアワーメーターの数値が大きいトラクターでも高値で売れるため、広い販路を持っている買取業者であれば、アワーメーターの数値はあまり買取価格に影響しないかもしれません。

馬力が高くパワーがある

トラクターの価格は単純に、馬力が高いほど高額になります。

とくに国産トラクターの場合は、小型でなおかつ馬力の高いモデルが人気です。現在日本で主に普及しているのは15~20馬力程度のトラクターです。

日本では15~20馬力程度で問題ありませんが、海外の場合は農地自体の面積が広大だったり、砂利や砂が多いなど環境は大きく違ったりするため、日本以上の効率が求められます。

馬力が高いほど効率もよくなるため、海外での需要を考えると20馬力以上のトラクターの方が買取金額が高くなりやすい傾向があります。

トラクターの買取価格相場|メーカー・モデル別

トラクターの買取価格相場|メーカー・モデル別

トラクターはどのくらいの価格で売れるのか、買取相場を紹介します。

ヤンマー ・KEシリーズ:100,000~200,000円
・Fシリーズ:100,000~200,000円
・AFシリーズ:500,000円前後
クボタ ・Aシリーズ:200,000~300,000円
・Lシリーズ:100,000~200,000円
・FTシリーズ:300,000~800,000円
イセキ ・THシリーズ:200,000~400,000円
・TKシリーズ:100,000~500,000円
・TAシリーズ:100,000~400,000円

どのメーカーも総合的に、200,000~400,000円くらいの価格帯で売却されているケースが多いようです。

なお安くて100,000円前後から、高いものだと1,000,000円以上の買取価格が付くこともあります。

トラクターを高く売るための方法

同じモデルで同じくらい使い込んだトラクターでも、少し意識するだけで買取価格に差を出すことができます。

トラクターをより高く売るための方法を解説します。

まずは入念な洗車を行う

査定前に入念に洗車を行いましょう。洗車をすると買取価格にいい影響を与えるケースが多いです。

  • 見栄えがいいと好印象になる
  • 業者側のクリーニング・メンテナンスにかかる時間やコストが抑えられる
  • トラクターの状態を正確に把握しやすくなる

たとえば中古で同じゲーム機が並んでいた場合、汚れている方よりも綺麗にお手入れされている方が購入されやすいです。

トラクターも同じで、業者側が高く買い取りたいと思えるのは、汚れている状態よりも綺麗な状態です。

業者側でクリーニングが行われるケースは多いものの、やはり売り手側がしっかり洗車をした方が高く売れる可能性が期待できます。

メンテナンスや検査の記録がわかるものを用意する

今までのメンテナンスや検査の記録がわかる領収書や明細などがあれば、査定時に提出しましょう。

しっかりメンテナンスを行ったことがわかる農機具の方が、業者側も安心して中古市場に流しやすいです。

大切に使われてきた証拠にもなるので、高値を付けてもらえる可能性が期待できます。

できるだけ早めに売却する

トラクターは田植え機やコンバインなどと違い、1年中つねに使用するタイミングがある農機具です。

やはり古いモデルよりも新しいモデルのほうが買取価格が高くなりやすいため、売ると決めたらできるだけ早めに査定に出して売却しましょう。

付属品を揃えておく

トラクターはさまざまな作業機械を接続することで、多種多様な作業が可能になります。

運搬以外に代かきやローダーなど、接続用の作業機械があれば一緒に売却しましょう。また、購入時にもらった付属品もあればしっかり揃えておきましょう。

トラクターを高く売るなら農機具買取業者がおすすめ

トラクターは高価で大きな農機具のひとつです。フリマアプリやオークションに個人で出品されている人もいますが、運搬の手配が大変なうえに値下げ交渉によって安く買い取られてしまう可能性があります。

農機具専門の買取業者なら、その場ですぐに買い取ってもらえるうえに、さまざまな付加価値を付けて高値で売却できる可能性が期待できます。

とくにおすすめなのは、海外にも販路のある業者です。日本のトラクターは海外の中古市場でとても人気があるため、海外に販路を持っている業者ならばより高く売れる可能性があります。

トラクターを売ると決めたらぜひ、農機具専門の買取業者に査定依頼をしてみてください。